木材の長所 | 木材の短所 |
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比重が小さい (軽い) | 燃えやすい |
比重に対して強く・バランスが良い | 腐朽しやすく、虫害がある |
調湿作用がある | 割れや変形がある |
熱伝導率が小さく断熱性が高い | 材質が不均一 |
加工がしやすい | |
人や環境に優しい |
木材の豆知識
木材の豆知識
木材の等級 (角面の丸みの程度について)
特等 | 丸みが一切ないもの |
1等 | 端に少し丸みを帯びたもの |
2等 | 所々に丸みがあり、角面が少ないもの |
タイコ | 丸太の2面をカットし、もう2面が丸みを帯びたもの |
※明確な定義はありません
木材の等級 (表面の節の程度について)
無節 | 表面に節が入っていないもの |
特選上小節 | 直径約5mm以下の節が、2mに1~2個点在しているだけもの |
上小節 | 直径10mm以下の節(生き節以外なら5mm)が2m未満の長さに4個以内のもの |
小節 | 直径20mm(生き節以外の節にあっては10mm)以下であって、かつ長さが2m未満にあっては5個以内、長さが2m以上のものにあっては6個(木口の長辺が210mm以上のものは8個)いないであるもの |
1等 | 節の数や大きさに関係なく多く入っているもの |
木材の等級 (表面の節の程度について)
半K(はんげん)=1m
K(けん)=2m
10尺(じゅっしゃく)=3m
2K(にけん)=4m
1寸(いっすん)=3cm
1分(いちぶ)=3mm
主な木材用語
【無垢材】 むくざい:材種に関係なく一般天然の木材のこと
【集成材】 しゅうせいざい:木材を乾燥し、縦横方向に接着剤で接着した木材
【柾目】 まさめ:丸太の中心に向かってカットしたときに現れる平行に近い木目。板目より反りにくい。
【板目】 いため:丸太の外側に近い部分でカットした筍形の木目
【木表】 きおもて:丸太をカットしたときの年輪から外側にあたる面
【木裏】 きうら:丸太をカットしたときの年輪から内側にあたる面
【AD材】 えーでぃーざい:自然乾燥した木材
【KD材】 けーでぃーざい:人工乾燥した木材
【末口】 すえくち:丸太の先側にあたる切り口
【元口】 もとくち:丸太の根元側にあたる切り口
【芯割(背割り)】 しんわり(せわり):芯持ち材の乾燥収縮による割れを防ぐため、予め表から見えない背の部分に割れ目を入れておくこと
【芯去り】 しんさり:丸太の芯の部分が入らないようにカットしたもの
【芯持ち】 しんもち:丸太の芯の部分が入った状態でカットしたもの
【節】 ふし:樹木の成長により、その中に含まれる枝の基部
【生き節】 いきぶし:成長過程において材と結合しながら成長し、一体化された節
【死に節】 しにぶし:成長過程において材との結合ができず節が樹皮により、絶縁状態になった節
【抜け節】 ぬけぶし:死に節が抜け落ちたもの
【赤身(心材)】あかみ(しんざい):木材内部の色が濃い部分
【白太(辺材)】 しらた(へんざい):木材の樹皮に近い周辺部
【モルダー加工】 :ざらついた表面を機械プレナーを使用して、平滑に整えるための加工
【 プ レカット】: 以前は現場で行っていた構造材の仕口加工を予め工場で加工すること
主な木材建築構造
出典:「木構造」、「構造用教材」、(1985年4月1日)、藤本盛久著、(社)日本建築学会発行、19頁 在来木造住宅
※一般住宅の主な木造建築構造であってこれと異なった構造であったり、名称も異なるものや他にも細かい名称があります