土地家屋調査士業務

まず土地家屋調査士とは?

■不動産の表示に関する登記の専門家のことであり、土地や建物の所在・形状・利用状況などを調査して、図面の作成や不動産の表示に関する登記の申請手続などを行います。

 

土地家屋調査士バッジ

1951年(昭和26年)に現在使用している桐の徽章ができました。法務省関係であるというところから五三の桐を採用し、その中に調の文字では調停委員と間違えられるからという理由で「測」の文字を入れることに決定しました。

 

主な業務内容について

地番・面積・地目など、土地の物理的情報を登記簿に反映させます。土地を分割して売却したい時など、内容によっては、測量を行い測量図を法務局へ備え付けることもできます。


種類・構造・床面積など、建物の物理的情報を登記簿に反映させます。建物を新築・増築した場合や取り壊した場合などに、現地を調査して場合によっては図面を作成し法務局へ申請します。

対象地の境界標識が亡失した場合や、境界が分からない場合などに、各種資料等を基に土地の境界を調査いたします。
場合によっては隣接地所有者との現地立ち会いを行います。

土地家屋調査士と司法書士との違い

 

どちらもどちらも不動産の登記に関わる職業です。

不動産の登記は「表題部」「権利部」に分かれていてます。

「表題部」に関する登記は土地家屋調査士が、「権利部」に関する登記は司法書士がすることとなっています。

「権利部」に関する登記とは具体的に所有権保存登記・所有権移転登記・抵当権設定登記・地役権設定登記などがあります。

土地家屋調査士と測量士の違い

いずれも国家資格ですが、測量士は国や地方公共団体等の行う基本測量や公共測量を行うのに対し、土地家屋調査士不動産の表示に関する登記について必要な土地または家屋に関する調査、測量、申請手続きをすることを業としています。

 

筆界と所有権界の違い

 

 土地の境界には、「筆界」「所有権界」のニつの境界があります。
 法務局に一筆として公示されている土地とこれに隣接している土地との線を「筆界(公法上の境界)」といいます。
 「筆界」は、一筆の土地が登記されたときに境が構成されます。
 明治時代の地租改正事業や区画整理事業・耕地整理事業など国家によって区画された線です。
 所有者の利用状況など、合意によって設定した線は、筆界と区別して「所有権界」といいます。
 「筆界」「所有権界」は理論的に区別をされますが、一致していることがほとんどです。
 ただし、一筆の土地の一部を他人に譲渡した場合や折れ曲がった筆界を所有者の合意によって直線に引き直した場合など、その後に分筆登記手続・所有権移転登記手続を行わなければ、「筆界」「所有権界」が一致しないこととなります。
 「筆界」は、個人間の合意によって変更することはできませんので注意が必要です。

アニメで分かる土地家屋調査士